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おとなりの研究者
東京大学
大学院情報理工学系研究科 創造情報学専攻
准教授,准教授

岡山大学
自然科学研究科
講師

豊橋技術科学大学
リーディング大学院教育推進機構
特任教授

岐阜大学
工学部

福岡工業大学
情報工学部 システムマネジメント学科
教授

file02:自然言語化するプログラミング言語

私が学生だった頃は、プログラミング言語といえば、非常に形式性の高い、極めてピュアな世界だったはずなのが、いま実際の世の中を見ると、プログラミング言語がどんどん自然言語に近くなっているなあと思うんですよ。

たとえばiPhoneのアプリケーションを作ってみようというので、オブジェクトCというプログラミング言語を触ってみたりすると、極めてキメラ的(出自の異なる情報が入り交じっていること)なプログラムの世界というのがある。たとえば、基本的にはこういう構造になっているから、じゃあこっちにも同じことが適用できるかというと、そういうことは決してなくて、まさに「やってみないとわからない」!

もちろん自然言語化することによって、自由度は上げることができます。痒いところに手が届くように、やりたいことがいろいろとできるようになってくる。しかしながら、そのすべてを一貫した方法でできるようにするのは難しいわけで、原理的にこうだからこうすれば必ず動くということが全然保証されないシステムになってくるわけです。最近の処理系やシステムは、流行っていればいるほど、形式性からは離れていっているという印象がありますね。ただこれが進歩か退歩か、いいか悪いかという問題はまた別であって、新しい言語の可能性というのはトレードオフなんだと思います。

TEXT : Rue Ikeya  DATE : 2011/01/13