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おとなりの研究者
山口大学大学院
創成科学研究科(農学系)
学術研究員

京都大学
防災研究所 流域災害研究センター 流域圏観測領域
助教授

旧所属 山口大学 農学部 生物資源環境科学科
教授

崇城大学
工学部 エコデザイン学科
准教授

静岡大学
防災総合センター
教授

file 03:時間的、空間的な現状把握と研究

植物工場には、すべての光を人工光、つまり照明でまかなう「完全人工光型」と、部分的に自然光を利用する太陽光・人工光併用型がある。2011年には、人工光型が64カ所、太陽光・人工光併用型が16カ所で合計82カ所の植物工場が全国各地で稼働している。 「農業の技術は特許よりノウハウがものを言う世界です」。確かに農家の方々は、それぞれに視点があり技術というより技を持っている。植物工場といえども、照明とタネ(種子)と水があればできるというものではない。「相手が植物ですからね。農家の人はそういうことをみな知っているんです」。

作る側にしてみればいいもの作っているかもしれないが、他の商品と差別化することができているのかも考える必要がある。野菜が市場に出回れば、露地物や施設物はそれらのライバルだ。「これから先は、電気料金もさらに上がる。植物工場の利点として語られる、無農薬や洗わず食べられることなどは、消費者にとって利点と言えるのかといった買う側の視点も考える必要がある」。技術と消費行動のミスマッチを研究とビジネスの視点で解決する課題は、農業生産に限らず多くの現場で考えるべき課題と言えるだろう。