つながるコンテンツ

智のフィールドを拓く トビタつための星 可能性を照らす道 未来を探るひきだし 明日へとつなぐ鍵 変化をひらくドア 研究の壁をこえたとき Moyapedia
おとなりの研究者
北海道大学
大学院理学研究院 数学部門
教授

九州大学
大学院数理学研究院 数学部門 大学院数理学研究院
教授

旧所属 大阪府立大学 総合教育研究機構
助教授

大阪大学
大学院情報科学研究科 情報基礎数学専攻
名誉教授

file 01:「分からないこと」を心の中で育てる。

初回の講義の中で、「分からないことを大事にしてほしい」と学生に語りかけました。講義では、分からないこともたくさん出てくることでしょう。自分は何が分かっていないかさえ、明確にできないこともあります。

分からないことは苦しいし、不快なことかもしれません。疑問点はさっさと忘れた方が気が楽だと思う人もいるでしょう。しかし、難しい概念を理解するときは、分からないと感じたことを切り捨てずに、それを心の片隅において、ゆっくり育ててほしいのです。そのうちに、何が分からないか、を言語化できることもあるでしょう。新たな知識や別の視点に触れて、すっきりと理解できることも、逆に、いつまでも解決できない疑問もあるかもしれません。いずれの場合も、分からないことを心の片隅においておくことで、対象に対する感受性が高まります。「分からないことを、ゆったりと心の中で育てる」ことで、自分自身の論理思考を強化し、また、ブレークスルーにつながる力も培われるのだと感じています。