ヒトゲノムは約30億塩基対のATGC(A:アデニン、T:チミン、G:グアニン、C:シトシン)の並びで、これがわれわれの設計図になっていて、脳のつくりも決めており、性格などにも影響を及ぼしています。この並びを見ていくと、ヒトという種に共通の部分がほとんどですが、1,000塩基対に1個ぐらいの割合で、個人によって異なるスポットがあり、これをスニップ(SNPs, Single Nucleotide Polymorphisms)といいます。このスニップが日本人の場合だいたい300万種類ある。このうちの100万スニップのタイピングが5万円以下(499ドル)でできる個人向け遺伝子解析サービスも米国ですでに開始されています。