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おとなりの研究者
同志社大学
研究開発推進機構,生命医科学部
特別研究員

同志社大学
生命医科学部医情報学科
博士前期課程教授

東京大学
生産技術研究所
特任研究員

同志社大学
生命医科学部医情報学科
准教授

file 01:「かえるの合唱」モデル

タイミングをずらして」鳴いていることに最初に気づいたのは、大学一回生の時ですが、博士課程に入ってからちゃんと調べようと思ってふたたび隠岐の島へ行き、きれいに交互に鳴いている田んぼを探して、後輩といっしょに島じゅう走り回りました。

カエルは1匹だけだと、1秒間に3回ぐらいの間隔で周期的に鳴きます。ところがカエルが他にもたくさんいて、同時に鳴いている状態だと、他のカエルの声を聞いて自分が鳴くタイミングをずらしていきます。これによって間隔が均等になるところまで、徐々に調整されていくのです。僕の数理モデルは、このようにして交互に鳴くことを説明するモデルになっています。

フィールドワークの場所として、結局棚田を選んだのですが、たぶん空間的な配置がきいていると思います。交互に鳴くのは結構難しいらしくて、隣り合ったカエルと同時に鳴いてしまうことも少なくありません。その点、棚田なら細長くて一直線上に並んでおり、かつ段差によってエリアが区切られるので、全体として交互に鳴くことができるわけです。