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研究の壁をこえたとき

おとなりの研究者
お茶の水女子大学

広島大学
理学(系)研究科(研究院)
教授

独立行政法人理化学研究所
基幹研究所 糖鎖構造生物学研究チーム
チームリーダー

徳島文理大学
薬学部 薬学科 生化学
教授

北海道大学
大学院情報科学研究科 生命人間情報科学専攻 バイオインフォマティクス講座
助教授・准教授

大学生のうちにやっておくといいことは何でしょうか?

大学の4年間は自由度が大きいですし、年齢的にも伸びる時ですから、何をやってもいいと思います。私は軸があってぶれないという感じではなく、これがやりたいということはあまりないけれど、いつも少し違う世界にきょろきょろと目を向けて、何かありそうでチャンスが来たところに進むという感じでした。結構直感で動いているんですが、ずっとそういう感覚でやってきて間違っていなかったという気はします。すでに興味があることがあるのなら、それを表現するということが大切です。黙ってしまったり、遠慮してしまったり、人がどう思っているかを考えたり、そういうことが先に立つと、自分を抑えてしまってやりたいことを低く設定してしまうんですよね。でもやっぱり目標はなるべく高く設定した方がいいと思います。

モヤモヤしていながらも何かをつかむには、活動を広げていろんなものをつかめる機会を得るのがベストです。ちょっとくらい外れたって戻れる、戻せる。世の中もそう思っていますから。私は学生時代にその後ではできないようなことをやって、そこでいろんな人と巡り会えたと思います。人間ってすごく面白いもので、一人一人遺伝子も違うし考えていることも違って、自分が思ってもいないことを考えている人がいるんです。「なんでこんなに違うんだろう」、「こんな考えの人と一緒にやっていけるかしら」と思うことだってあります。そこで感じるあらゆる矛盾を早いうちに経験しておくといいと思います。人は一人ではやっていけません。何においてもそうで、必ず人がいるわけです。当たり前だと思っていたことが当たり前ではない、みんなが自分と同じ考えだと思いこまない、というところからスタートすれば、相手を理解するきっかけにもなりますし、いろんなことが楽になります。そうやって社会の中に出ていくチャンスを今から待っていると、人間としての成長を促してくれると思いますよ。

文:春原葵(慶應義塾大学2年)

郷 通子理事(情報・システム研究機構)プロフィール
1939年生まれ。1962年お茶の水女子大学理学部物理学科を卒業し、1967年名古屋大学大学院理学研究科修了。理学博士(名古屋大学)。2004年には「タンパク質の構造単位・モジュールの発見」で中日文化賞を受賞。名古屋大学理学部教授、お茶の水女子大学学長などを経て、現在、情報・システム研究機構理事、長浜バイオ大学特別客員教授。